長時間かけてじっくり作る料理、栗の渋皮煮について紹介させていただきました。
秋も深まってきました。実りの秋、という言葉もありますし、美味しい新栗が店頭に並んでいる時期です。
新栗を使った美味しい料理、栗の渋皮煮の作り方について紹介させていただきたいと思います。
ご存じのとおり、栗には皮がありますが、一番外側にある皮を鬼皮と呼びます。その皮をむいた内側にあるのが渋皮です。
この料理は、栗の皮をはぐだけでもなかなか大変な作業で、出来上がりはとても美味しいのですが、作るのは一日で終わる料理ではありません。慣れないうちは、一回の料理に三日もかかってしまいます。
時間のあるときにじっくりと作りたい料理です。長期保存にも向いているようです。
また、甘栗が好きな私にとっては意外なのですが、渋皮っていうものは料理のしかたによってはいい味を出すんですね。
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それでは、栗の渋皮煮の作り方ですが、以下の手順になります。
まず、栗が浸るくらいのお湯を沸かしておきます。
そして、沸かしたお湯に栗を漬けておきます。
指を入れても大丈夫なくらいにお湯が冷めたら、渋皮を傷つけないように鬼皮(表面の硬い皮)をはぎます。
鍋に水と栗、重曹大さじ2を入れ、ゆで始めます。水の量は、栗がはみ出さない程度です。
お湯が沸騰したら火を弱め、灰汁を取りながら15分ほど煮ます。
煮汁を全部捨て、すぐに栗を水につけ、軽くたわしでこすって硬い筋や渋皮をとっておきます。できるだけ栗を空気にさらさないように気を付けます。
再び茹で、灰汁を捨てて15分間たったら煮汁を全部捨てる、またゆでるの繰り返しです。
最後には砂糖を入れ、火を止めて冷まし、味をしみ込ませます。
ブランデーを加えるのはお好みでいいと思います。
長期保存用には、煮沸消毒した容器に熱いままの栗をゆで汁ごと入れ、できるだけ空気が入らないようにして、ふたをします。
あとは、自分で工夫をして、好みの味にすることでしょうか。
私は以前、茨城県にいる友人から二回栗を大量にいただいたことがあります。茨城農協の自慢の栗というらしく、栗の粒はとても大きくてとても美味しいものでした。
当時は、栗の渋皮煮という料理は知らなくて、栗ご飯にしたり、普通にゆでて食べていた記憶があります。
私の住んでいるところにも普通にスーパーで栗は売っていますが、茨城県のものほど大ぶりではありません。
味も世界もまだわからない学生時代のお話なんですが、茨城県の栗は本当にお見事です。社会人になってから、しみじみと友人の良さを思い出したことがありました。
私のほうでも、地元の特産物を贈ってあげたりしたものです。
ちょっとお話を出せば、また地元の特産物を贈ってもらったりする関係は復活すると思います。また贈ってもらって、栗の渋皮煮を作ってみたい気分ですね。いまは遠距離通勤でもありませんし、時間もありますので、料理に精を出してみたくなる気分です。
皆さんも当サイトの栗の渋皮煮の作り方を参考にして作ってみてくださいね。
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